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電子書籍作家:森井ゆうも

電子書籍作家:森井ゆうも

敏腕記者・速水暁のインタビューズ・シリーズ1



「Kindleを手にした魔女」

<第1章~黒船Kindleの上陸~>

東京に魔女が来る──。

敏腕記者・速水暁(さとる)がその情報をキャッチしたのはひと月前だった。

発信元は友人の八鍬編集長。興味を抱いた速水は、早速八鍬の事務所を訪ねた。


速水が到着するやいなや、八鍬は挨拶もそこそこにまくしたてた。

八鍬 「聞いたか、速水君。Kindleっちゅう黒船が日本に上陸したきに、
これから日本の出版界に革命が起こるぜよ!」

速水 「き、きんどる? そいは、うまかもんごわすか?」

さながら幕末の志士がごとく熱を帯びた八鍬の弁舌に、
速水も思わず薩摩弁で応戦した。

だが、その見当違いな反応に、八鍬は思わず舌打ちをした。

八鍬 「なんだ、君はまだ知らないのか、Kindleのことを!
それでよく記者が務まるなぁ。
だが、Amazonのことは知っているだろう?」

速水 「もちろんです。よく利用していますよ」

八鍬 「そのアマゾンが開発した電子書籍リーダー端末が、Kindleだ。
すでに魅力的なタイトルが続々と配信され、
日本の利用者もうなぎ登りなんだ」

新しいトレンドに敏感な八鍬編集長は、速水にとり貴重な情報源だ。

突如聞かされたKindleなるものに興味を抱いた速水は、
八鍬が差し出す端末の画面を熱心に見入った。

速水 「いろんな本が並んでいますね」

八鍬 「おもしろそうな本ばかりだろう。実は、著者は初めて本を書いたシロウトさんばかりだ」

速水 「ほう!」

感心する速水に、八鍬はたたみかけるように説明を続けた。

八鍬 「しかも制作期間は全員たったの3か月。
シロウトさんがたった3か月で出版した本が、mazonを通じて世界中に配信され、
次々とランキング1位を獲得しているんだよ!」

速水は思わず、手にしたKindleを取り落としそうになった。

プロの自分でも、3か月で1冊の本を執筆・編集し、
しかもAmazonランキングで上位に名を連ねることが、
容易でないことを熟知しているからである。

速水 「み、皆さん、スーパーマンでごわすか……」

いつも冷静な速水の取り乱しように、
八鍬は吹き出しそうになるのをこらえながら言った。

八鍬 「いや、皆さんごく普通の人たちだよ。
ただ各々が、自ら情報を発信したいという、強い思いを抱いていた。

これまでは、そうした個人の思いを叶えるには、出版社に頼るしかなかったが、
編集者の厳しい目に阻まれたり、出版社の収益に寄与するものしか、
取り上げてもらえなかったりで、実現は困難だった。
 
しかしKindleの登場でその障害はなくなり、
個人が自由に情報を発信できるようになった。
いまや、一人ひとりが“自分メディア”を、持てる時代になったんだよ!」

八鍬は突き上げた拳を下ろし、速水の方を向き直って言った。

八鍬 「そこで速水君に頼みがある。
画面に並んでいるベストセラー著者たちにインタビューをして、
Kindleの秘密を探ってきてくれないか。
すでに取材先の目星は僕のほうでつけてある」

速水 「なるほど、それはおもしろそうですね」

速水は記者の顔に戻り、内ポケットからペンと手帳を取り出した。

「で、最初は誰からいきますか?」
「魔女だよ」
「魔女……!?」
「魔女がKindleを持って東京にやって来るんだ」

ニンマリと笑う八鍬編集長を、速水は呆気にとられて見つめた。

こうして次の木曜日、
速水は魔女にインタビューを敢行することになった。



<第2章 バウムクーヘンよりミルフィーユ>



東京、新橋。

面会場所に選んだ喫茶店の中は、
仕事帰りのサラリーマンたちの喧噪をよそに、ゆったりと時が流れている。

夜8時40分。魔女は約束の時間に少し遅れて現れた。

(八鍬編集長は“魔女”と言っていたが、
やっぱり箒に乗ってやってくるわけないか……)

そんな心のつぶやきを知らない“魔女”は、
すぐに速水に気づいて微笑みながら席までやってきた。

魔女 「ごめんなさい、遅れてしまって」

速水 「いえ、私はちっともかまいません。逆にお疲れのところ恐縮です」

軽く挨拶を交わしながら、速水はさりげなく相手を観察する。
“魔女”のイメージから想起される鉤鼻の老婆とは対極の、
清らかなオーラを身にまとった女性である。

とりわけ印象的なのは、少女のように澄み切った瞳。
その瞳でこちらをまっすぐ見据えられると、速水の胸は思わず高鳴った。

速水 「お食事は?」

魔女 「もうすませてきました」

速水 「そうですか。じゃ飲み物でも」

魔女 「そうね、コーヒーでもいただこうかしら」

ゆうも6



“魔女”の名は森井ゆうも。


3月に上梓した自身初の電子書籍『宇宙はミルフィーユ』は、
発売直後にAmazonランキングでいきなり3位を獲得した。


速水 「『宇宙はミルフィーユ』って、なかなか素敵なタイトルですね」

ゆうも 「ありがとうございます。
この本の中で、宇宙は多次元、多層構造、つまり層をなして存在するっていう真理をご紹介しているものですから。

“バウムクーヘン”のほうが分かりやすいよって言う友達もいたんですけど、
声に出してみると“ミルフィーユ”のほうが耳に優しいと思って」

繊細な感性の持ち主のようだ。


事前に入手した情報によれば、
彼女の親類縁者には宗教的感性の豊かな人が多く、
盆や正月に集まる度に、各々が入信した宗派の教義をもとに、
侃々諤々の宗教論議、人生談義が展開されていたという。


そんな環境に育ったからだろう。
幼い頃から目に見えないもの、神秘的なものに対する関心が強く、
好奇心の赴くままに様々な宗教団体を渡り歩くとともに、
占いやヒーリングの研究にいそしんできた。


現在は「占い・スピリチュアル・ソムリエ」を名乗り、
占星術をメインとする人生鑑定や運命転換ワークを通じて、
目に見えない世界の本質を楽しく正しく伝える活動を展開しているそうだ。


「だからって私、神様や天使とお話のできる人じゃないんです。
言ってみれば、“見えない世界オタク”。

宇宙や人間の神秘についてはずいぶん研究してきたから、
相手を見ればどんな人かっていうのはすぐ分かるんです」


ゆうもの澄んだ瞳に見とれていた速水は、思わず咳き込んでしまった。

(……なるほど、確かに“魔女”だ)



<第3章 あぁ、私にピッタリのメディアを見つけた!>



清らかな“魔女”森井ゆうも。

ゆうも3

彼女はなぜ電子書籍に挑戦したのだろうか?

ゆうも 「少し前にお友達を集めて、
『宇宙の真理を伝える会』というお茶会を開いていたんです。

私の占星術の講座を受けていただいていた方の間から、
『この頃、なんだか生きづらくて……』
という相談がたくさん寄せられていたので、
私がつかんだ真理をお伝えしたいと思ったのがきっかけでした。

それがとても好評だったので、テキストにして配ろうかと考えていた時に、
DMS(注1)と出合い、電子書籍にして出版することを思い至ったんです。
すごくいいタイミングでした」

(※編集長の解説:DMSとは、『電子書籍マスタースクール』の略で、
志の高い仲間で電子書籍ビジネスを学ぶ電子書籍の名門校であり、
別名、 電子書籍界のハーバード大学とも呼ばれている。
編集長のHP、Eラーニングに紹介あり)

速水 「なるほど。でも、情報発信であれば、ブログという手もありますよね」

ゆうも 「ブログでもいいんですけど、古い記事がどんどん奥に追いやられて行ってしまいますよね。
私が電子書籍をいいなと思ったのは、あのまとまり感。

60ページも書けば1つの作品として発信できるし、
一度Amazonにアップしておけば、毎日誰かがダウンロードして、
私の作品を読んでくださると思うと、やりがい、生きがいにもつながります。

あぁ、私にピッタリのメディアを見つけた!って思いましたね。とても嬉しかったです」

速水 「書くことに抵抗はありませんでしたか?」

ゆうも 「占い師って、イベント会場なんかにブースを出して、
お客さんを集めるのが得意な人もいるけど、
あれって、とっても気力、体力が必要なんですね。

私はどちらかというと、書くことのほうが性に合っていて、
一日中机に向かっていても平気です」


確かに『宇宙はミルフィーユ』は、
執筆のプロである速水から見ても違和感なく読める達者な文章である。

また、後半は「魔法のプリンシプル19」として、
すぐに実践できる生き方のヒントが、簡潔にまとめられており、
とても読みやすい構成になっている。


ゆうも 「実は私、大学を出て、東京の出版社に勤めていたんです。
でも、結婚して会社を辞め、故郷に帰ってきたから、
ずっとどこかで引っかかっていたのね。


あのまま出版社にいたらもっといろんな仕事ができていただろうなって。

おかげさまで、子供は去年無事に成人して巣立っていったので、
エンプティ・ミスト(空の巣症候群)になっちゃいけない。

子供がいなくなってポッカリ空いた心の穴を埋めるような、
何か夢中になれるものを持たなければ、という思いもありました」

森井ゆうもは結婚後、2人の子供に恵まれたが、1人が病気のため通学もままならなくなり、
24時間体制での看病を余儀なくされた時期があったという。
幸いにして、いまは健康を取り戻し、元気に活動しているそうだ。

そうした苦労も経て、一層深みを帯びた彼女の人生論、宇宙論が、
『宇宙はミルフィーユ』には余すところなく記されている。

しかし、彼女の身の上話に、速水のテンションはいくぶん下がっていた。



(……えっ、この人、子持ちだったの!?)

これまで数多くのインタビューを手掛けてきた、速水の眼をも欺く森井ゆうも。

やはり彼女は“魔女”だった──。




<第4章 もう私にはできない。諦めかけたその時に>



森井ゆうもが初めて取り組んだ電子書籍。

制作はスムーズに進んだのだろうか?

ゆうも 「大変でした。機械なんて全然不得手ですから。
DMS(注1)からテンプレートを提供していただいて、本当に助かりました。

でも、最後に出来上がった書籍をKDP(注2)に登録しようとしたら、
上手くいかないんです。

20回くらいやり直してもダメ。もう私にはできないって、
諦めかけた瞬間がありました」


(注1:DMSとは、『電子書籍マスタースクール』の略で、
志の高い仲間で電子書籍ビジネスを学ぶ電子書籍の名門校であり、
別名、 電子書籍界のハーバード大学とも呼ばれている。
編集長のHP、Eラーニングに紹介あり)

(注2:KDPとは、Amzonキンドル・ダイレクト・パブリッシングの略。
Amazon Kindleストアで本を出版するためのサービス。編集長のブログに紹介あり

速水 「それで、どうされたんですか?」

ゆうも「フェイスブックでDMSの仲間に相談したら、実はみんな同じ状況だったんです。

ちょうどDMSの作品提出期限が迫っていて、
同時にたくさんの人が出版しようとしていたために、
KDPがパンクしそうになっていたらしいんですね。

そこで冷静になり、少し時期を置いてやってみたら、無事登録できたんです。

自分一人でやっていたら、たぶん諦めていたと思います。
仲間の存在は本当に大きかったですね」

速水 「仲間がいたからこそ、電子書籍を出版することができた、と?」

ゆうも 「ええ。Sigil(注3)でエラーの表示が出て困っていた時も、
ある方がフェイスブックにわざわざ画像をアップして、
『ここがこうなっていませんか?』
って不備のあるところを指摘してくださって原因が分かったんです。

心温かい仲間のおかげで、何とか出版の夢を実現することができました」

(注3:Sigilとは、電子書籍を作るのに必要な、
EPUBファイルを作成できるフリーソフトの1つ。
編集長のブログに紹介あり

苦労して出版した『宇宙はミルフィーユ』は、
その後もマス媒体による宣伝、広告もなしに、
Amazonランキングの上位をキープしている。


速水 「何かプロモーション活動をしているのですか?」

ゆうも2

ゆうも 「特別なことはしていません。
ただ、電子書籍を出すなら、ネットビジネスの知識も必要だと聞いていたので、
少し勉強をしました。
たとえば、本に関連する情報をブログやツイッターで発信したり。

ツイッターに関しては、自動でつぶやきを発信してくれる便利なソフトがあるので、
そこに電子書籍や、私の専門の占いに関するつぶやきを、
あらかじめ300くらい登録しておくんです。

最初は20人くらいしかいなかったフォロワーが、いまでは
2,500人くらいまで増えました。

やっぱりファンの数を増やす努力は必要ですね」




<第5章 あなたには価値がある。声の限りに叫び続けたい>


10月に森井ゆうもの2冊目の電子書籍『魔法マガジン』が出版された。

ゆうも 「自分で電子書籍を出せたことで編集魂が甦って、
今度は雑誌形式のものを出してみたいなって思ったんです」

速水 「これは、魔法を紹介する雑誌ですか?」

ゆうも 「ここで言う“魔法”は、『こころを変える不思議な方法』や、
『こころの力を使って現実を幸せでいっぱいにする方法』のことです。

これまで世界各地でたくさん研究・実践されてきた“魔法”を、
読む人の役に立つように、楽しくご紹介する雑誌なんです」


彼女自身が執筆するだけでなく、複数の専門家に執筆を依頼して、
聖なる暦による直近の運勢や、フラワーエッセンスの活用法、
身体の特徴を通じての性格診断など、
“魔法”をキーワードに興味深い情報が満載である。

 
ゆうも 「この創刊号には付録もついているんですよ。
アストロダイスという星占いのサイコロ制作キットが、
本文に記したリンク先からダウンロードできるんです!」


文中には占いの結果や感想、質問を送信するフォームへのリンクも
貼ってあり、電子書籍を通じて読者との交流を図る工夫も施してある。


速水 「この『魔法マガジン』は、今後定期的に発刊していくのですか?」

ゆうも 「当面は季刊誌として、年4回発行していく予定です。
魅力的な執筆者も開拓しながら、誌面からイベントや占いサロンなど、
バックエンドへの誘導にも力を入れていきたいですね」


“編集長”森井ゆうもの眼は、キラキラと輝いていた。

ゆうも5

最後に、今後の目標を聞いてみた。

ゆうも 「専門の神秘世界に関する本はもちろん、小説とか童話とか、
ジャンルにこだわらず、いろんなものにチャレンジしていきたいですね。

自分の電子書籍が100冊くらいになれば、貴重な収入源になるでしょう。

でもそれ以上に、私は今後も自分の活動を通じて、
いまの社会に“生きづらさ”を感じている方々に、

“あなたには価値がある” ということを、

声がかれるまで伝え続けたいんです。

そのためにも、電子書籍を有効に活用していきたいと思っています」


* * *

速水の報告を受けながら、
八鍬編集長は、興奮を抑えきれない様子で何度もうなずいた。


八鍬 「電子書籍は個人の可能性を、かくも大きく開いてくれるということぜよ!」

速水 「まったく……編集長は電子書籍のことになると、
すぐ幕末の志士が乗り移るんですね(笑)。
そういえば、ゆうもさんは日本の未来のことも話していました」

八鍬 「さすがは“占い・スピリチュアル・ソムリエ”だな。
それで、彼女はなんと?」

速水 「星で言うと、日本はちょうど国家再生に相当する場所に、
冥王星が来ているそうです。
いま大事なのは、国民一人ひとりが、日本のよさを、
これまで以上によく自覚することだそうです」

八鍬 「おもしろそうな話だな。もう少し詳しく聞かせてくれ」

速水 「その先は、森井ゆうもの『宇宙はミルフィーユ』
『魔法マガジン』を読んで勉強して欲しいって言ってました」




おしまい。



<編集後記>

電子書籍というと、その形式や、将来性のことに話しが集中しがちです。
また、紙の本との比較もされますが、どうしても伝えたい思いを、
精魂込めて書き上げた1冊であることに、なんら変わりはないのです。

そんなことを思った時、電子書籍作家の等身大の心情を、
ぜひお伝えしたいと考え、今回の連載となりました。

まずは、速水暁こと、川野洋一郎氏に、
快くお引き受けいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
彼なくしては、この企画は、存在しませんでした。
ありがとうございます。

また、突然の取材要請にも関わらず、
これまた気持よくインタビューをお引き受けいただきました、
電子書籍作家の森井ゆうもさんに、心より御礼申し上げます。
ありがとうございます

そして、お読みいただきました、あなたへ、
この場をお借りして感謝申し上げます。
ありがとうございます!

最後に、お知らせがひとつ。
速水暁は、次なる取材先に向かっているとの情報が・・・。
敏腕記者・速水暁のインタビューズ(シリーズ2)を、乞うご期待!



この物語は、電子書籍作家を、敏腕記者・速水暁が取材していくシリーズです。

作家である、川野洋一郎氏に原稿を依頼し、執筆していただきました。
よって、理由を問わず、コピー使用、転載は、お断り致します。
(但し、本ブログ記事を、あなたのブログにご紹介頂く場合、
Facebookでシェア頂く場合を除きます。
あなたのお友達にも、教えてあげて下さいね。)

本記事へのお問い合わせは、八鍬までお願いします。


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